専門外来では、様々な専門の知識を持った看護師が、患者の療養生活の不安や悩みを解決できるよう、症状に合わせてサポートします。
それぞれの専門外来には特色があり、専門の資格や知識を持った看護師が対応することになります。
例えばがんの専門外来では、治療方法の選択や副作用に関する説明、将来への不安をはじめとする患者が抱える悩みをケアし、前向きに療養生活を送れるようサポートする必要があります。
また、患者が手術を受ける前に術前面接を行って手術に関する不安などを和らげたり、手術に関する説明を行ったりして、患者が安心して手術を受けられるようにケアを行うことも、看護師の重要な役割です。
腎臓疾患における患者に対する専門外来には、腹膜透析外来もあります。
腹膜透析は患者自らが毎日自分で治療を行う必要があるため、看護師は透析チューブの管理や腹膜透析に関するアドバイスなどを行う必要があります。
糖尿病の専門外来では、糖尿病患者が安心して自分らしい療養生活を送れるようサポートします。
具体的な内容としては、生活やセルフケア、食事に関する指導・相談を行い、合併症や重症化の予防につなげます。
また、糖尿病神経障害や足病変を持った患者に対しては、フットケアや血糖測定、インスリン注射に関する指導・説明や、日々の療養生活における不安や苦痛に関するケアなどをも行います。
このほかにも、専門外来にはいくつもの種類があります。そしてどの専門外来でも、患者の症状に合った専門知識を持つ看護師が、より良い療養生活を送れるようバックアップしています。